こんにちは、金輪際ポコ次郎です。
日本を世界一、算数好きな国にするために毎日頑張っています。
日本を変える男じゃ
ポコじい…
突然ですが、問題です。
0÷0はいくつ?
今回は、ちょっと考えると「あれ?」となる、0÷0の答えについて考えていきましょう。
結論から言うと、0÷0は答えが決められないため、算数では定義されません。
わり算の計算では、0で割ってはいけないことになっているのです。
この記事では、0÷0の色々な考え方、なぜ答えが決められないのかについて解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!
0÷0の答え論争
①0÷0=0
え、0÷0=0じゃないの?
ほう、なぜじゃ?
0÷0は何もないものを、
何もないもので分けるでしょ?
つまり0じゃない?
0÷0の答は0になるという考えがありますね。
これはなかなか筋が通っていると思います。
0個のお団子を、0枚の皿に分けていくと、0個ずつですからね。
②0÷0=1
しかし、0÷0=1とも考えられます。
ええ!?
なんで1なの??
例えば、1÷1=1じゃのう
2÷2=1、3÷3=1、100÷100=1
同じ数で割ると答は1になるんじゃ
そ、そうか!
てことは0÷0=1か!!
割られる数と割る数が同じなら、答えはいつでも1になりますね。
だから、0÷0=1になると考えられます。
さて、0÷0の答えは0なのか、1なのかどっちなのですかね。
③0÷0=2
0÷0=2という考えもできます。
ナイナイナイナイない!
0÷0=2はナイ!絶対ない!
0÷0=2という説も、
なかなか説得力があるぞ
いやーそれは厳しいなー
まぁ一応聞いてやるか
なんじゃその態度は!!
わり算は、かけ算の逆と考えることができます。
例えば、
8÷2=4
ならば、
4×2=8
と、かけ算にすることができます。
これを小学校ではたしかめ算(検算)と習いますね。
これを0÷0で考えてみます。
0÷0=⬜︎
ならば、
⬜︎×0=0
つまり、⬜︎×0=0になる⬜︎の数を考えるのです。
でも、どんな数に0をかけても0ですよね。
だから、2×0=0
0÷0=2も成り立つのじゃ
ほ、本当だ
0÷0が2になった…
④0÷0=なんでも0K⁉︎
③の考え方であれば、0÷0=2だけでなく、3でも4でも、10でも100でも0Kです。
なんだっていいんですか?
いいんですよ!
答えがただ一つに決まらない、なんでもいいことになってしまうのです。
答えが決まらないものは、計算できません。
わり算では、0でわる計算は答えが決められないため、算数では定義されません。
0÷5=0ですが、
5÷0は計算できないのです。
0でわることは、算数における禁断の魔術なのですね。
それでは、ありがとうございました!
参考「数学迷答集」田村三郎/船越俊介
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