こんにちは、金輪際ポコ次郎です。
日本を世界一、算数好きな国にするために毎日頑張っています。
突然ですが、皆様は虫食い算はお好きですか。
虫食い算はおもしろい
から、けっこう好きだよ
古い文献や書物には、紙魚(しみ)という虫に食われて、穴が空いて読めなくなっているなんてことがあるとかないとか!
算数の計算でも、せっかく解いた問題が虫に食われて読めなくなっちゃった!なーんてこともあるかもしれませんね。
そんな紙魚にやられてしまった穴には、何の数字が入っていたかを判断するのが虫食い算です。
虫食い算のメリットは、
①計算を考える思考力が高まる
②計算力がメキメキつく
③超おもしろい!
と、いいこと尽くしです。
ぜひ楽しんでいきましょう!
究極の虫食い算に挑戦
食われすぎている問題
さて、今回の問題はこちらです。
・・・え?
楽しくやっていくのじゃ!
虫食い算といっても、
食われすぎじゃない!?
のんびり考えていくのじゃ
今回は【難問】シリーズのため、ゆっくり考えてみて下さい。
ちなみに私は気付けば30分かけて解いていました。
これより下は解説となっています。自力で考えたい方はここで立ち止まり、挑戦してみて下さい。
絶対に決まる所から埋めていく
いやー絶対
無理だねこりゃ
一つアドバイスじゃ
絶対に埋まる数が10こある
10こもあるの!?
虫食い算は順番通りではなく、まずは埋められる所から埋めていきましょう。では、どこから埋めていけるでしょうか。
十ヶ所の0を見つけよう
0が入るところが10ヶ所あります。
わられる数の小数点以下の部分は、全て.0000と見えない0が存在します。
まずは0をそのまま降ろしてきます。
これだけで7つの0が入りました。
あと3つの0はどこでしょうか?
緑の所に0が入ります。
もし、ここに1や2などの数が入ると、かけたときに⬜︎をはみ出してしまいます。
例えば、わる数が100のとき、⬜︎に1を入れたとき、下のようになってしまいます。
だから、ここには0しか入らないのです。同じ理由で、右側の2箇所も0になります。はみぃですからね。
わる数はいくつ?
さて、次は一番右の⬜︎と、わる数⬜︎⬜︎⬜︎、一番下の4桁の数⬜︎000を考えます
一番下の数は、右の⬜︎とわる数⬜︎⬜︎⬜︎の積です。
そもそもいくつなのでしょうか?
1000?2000?3000?4000?…9000?
⬜︎×⬜︎⬜︎⬜︎=1000になるものを考えてみます。
すると、
2×500
4×250
5×200
8×125
しか候補はありません。もし、一の位が0なら、手前の引き算で決着がつくはずです。数が余っているので、これは一の位が0以外、つまり5しかないと考えられます。
ここがすごく難しいんですよね。
一番下は5000−5000になっているのです。
と、いうことは、8×125ではまずいですね。
8×125=1000
なので、
8×125×5=1000×5
8×625=5000
一番右の数は一桁なので8、わる数三桁は625になります。
まじむり
難しい
難しいが、順に考えていく
ことで解けるようになってくる
逆から考えていこう
わり算の筆算は、
①たてる
②かける
③ひく
④おろす
と、「たてかけひくお君」が基本となっております。
虫食い算では、この逆から考えていくことで正しい計算を推理することができます。
「おろしひくかけたす君」ですね。そんな子いません。
わる数もわかったので、そう難しくはありません。
下から順番に、繰り下がりに気をつけてマスを埋めていきましょう。
ちょうどいい計算練習になると思います。
最後に電卓で確かめるのじゃ!
ほええ
631938÷625
=1011.1008
冗談みたいな式ですが、おそらくこれが答えになりますね。
今回は究極の虫食い算を紹介しました。
もし、もっと難しい虫食い算を知っている方は、ぜひ教えて下さい!
それでは、ありがとうございました!
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