お年玉は賽の目次第！

こんにちは、金輪際ポコ次郎です。
日本を世界一、算数好きな国にするために毎日頑張っています。

さて、本日は楽しいお年玉について考えていきましょう。
こんなお年玉も面白いかもしれませんが、もらうとしたらどっちがいいですか？

サイコロを3回振ります。3つの数をかけ算します。
さらに100倍します。この数がお年玉としてもらえます。
あなたは5000円のポチ袋を選ぶこともできます。
どちらにしますか。

おもしろいお年玉の金額決め

金額はサイコロの目で！

最高額と最低額

例えば、サイコロを3回ふって4・5・5と目が出たとします。

お年玉の金額は

4×5×5×100＝8000円

となります。

ただし、リスクもあります。
もしも1・1・1と出たとき金額は

1×1×1×100＝100円

と最低額になります。

しかし、もしも6・6・6と出たら

6×6×6×100＝21600円

と最高額がもらえるのです。

5000円もらう方が得？

さて、今回の問題は
サイコロ3回の目の積×100と、5000円、どっちを選ぶ？です。

サイコロは最高額が21600円と魅力的です。一方で最低が100円とリスクもあります。だまって5000円もらった方がお得でしょうか？

調べてみましょう。

金額が5000円をこえるには？

6、6、6→21600円　0.46%
5、6、6→18000円　1.39%
5、5、6→15000円　1.39%
4、6、6→14400円　1.39%
5、5、5→12500円　0.46%
4、5、6→12000円　2.78%
4、5、5→10000円　1.39%
4、4、6→ 9600円　1.39%
3、5、6→ 9000円　2.78%
4、4、5→ 8000円　1.39%
3、5、5→ 7500円　1.39%
3、4、6→ 7200円　2.78%
4、4、4→ 6400円　0.46%
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と、考えてみると、5000円を越えるサイコロの目は50通りあります。

しかし、サイコロを3回振った目の出方は216通り。
50÷216＝0.23
およそ23%が5000円を越え、77%の確率で5000円より少なくなります。

まとめ　〜ギャンブルは勝てない〜

算数で考えてみると、お得かどうかがわかりやすくなります。

宝くじ

例えば宝くじ。
一等が3億円と夢がありますが、当たる確率は約2000万分の1です。

私たちが支払った金額を全部で10000円とすると、4600円くらいしか返ってきません(一等の金額込)。

50%は人件費や公共事業費に使われるので、宝くじを買うことはちょっと税金を多く払うと考えていいでしょう。

競馬

次に競馬。
私たちが支払った金額を10000とすると、返ってくるのは7500円くらい。しかも競馬は儲かった分に税金もかかりますから、実際はもっと少ないです。

宝くじには税金はかかりません。もともと賭け金が税金みたいなものですから。

パチンコ

次にパチンコ。
支払った金額を10000円とすると、返ってくるのは8000円くらい。ちなみにパチンコは会社の商売ですから、繁忙期(正月、お盆など)や決算期(3月ごろ)は負けます。お金をむしりとってこその商売ですからね。私が店長ならここは稼ぎ時です。

サイコロお年玉は？

サイコロお年玉も、もらえる金額の期待値はおそらく3000円〜4000円です。5000円のポチ袋を選んだ方がお得です。

しかし、最大で21600円もらえるというお得感と、23%は5000円を超えることからサイコロを選ぶ人は多いと思います。

私は、サイコロを選びますね。
だって、おもしろいし。
まぁ、もう貰える年齢ではありませんが。

かつての偉大な数学者であり、ギャンブルで身を滅ぼしたジローラモ・カルダノはこう語ったと言います。

「ギャンブルで勝つ方法？
　　　　ギャンブルをしないことだ。」

うるせえよ。

と、いうことで、話がギャンブルに脱線しましたが、お年玉もこのようにもらうとちょっと面白いのではないでしょうか？

あげる側としては、5000円より少なくなることが多いのでちょっとお得ですよ。
まぁ、最大で21600円の痛手になりますが。

ギャンブルは負けるもの。
だからお金を払って楽しむものと割り切りましょう！

ちなみに私はやりませーん。

それでは、ありがとうございました！