0÷0の答えは、0?1?2?

数と計算

こんにちは、金輪際ポコ次郎です。
日本を世界一、算数好きな国にするために毎日頑張っています。

ポコ次郎
ポコ次郎

日本を変える男じゃ

ましゅまろ
ましゅまろ

ポコじい…

突然ですが、問題です。

0÷0はいくつ

今回は、ちょっと考えると「あれ?」となる、0÷0の答えについて考えていきましょう。

結論から言うと、0÷0は答えが決められないため、算数では定義されません。

わり算の計算では、0で割ってはいけないことになっているのです。

この記事では、0÷0の色々な考え方、なぜ答えが決められないのかについて解説していきます。ぜひ最後までご覧ください!

0÷0の答え論争

①0÷0=0

ましゅまろ
ましゅまろ

え、0÷0=0じゃないの?

ポコ次郎
ポコ次郎

ほう、なぜじゃ?

ましゅまろ
ましゅまろ

0÷0は何もないものを、
何もないもので分けるでしょ?
つまり0じゃない?

0÷0の答は0になるという考えがありますね。
これはなかなか筋が通っていると思います。

0個のお団子を、0枚の皿に分けていくと、0個ずつですからね。

②0÷0=1

しかし、0÷0=1とも考えられます。

ましゅまろ
ましゅまろ

ええ!?
なんで1なの??

ポコ次郎
ポコ次郎

例えば、1÷1=1じゃのう
2÷2=1、3÷3=1、100÷100=1
同じ数で割ると答は1になるんじゃ

ましゅまろ
ましゅまろ

そ、そうか!
てことは0÷0=1か!!

割られる数と割る数が同じなら、答えはいつでも1になりますね。

だから、0÷0=1になると考えられます。

さて、0÷0の答えは0なのか、1なのかどっちなのですかね。

③0÷0=2

0÷0=2という考えもできます。

ましゅまろ
ましゅまろ

ナイナイナイナイない!
0÷0=2はナイ!絶対ない!

ポコ次郎
ポコ次郎

0÷0=2という説も、
なかなか説得力があるぞ

ましゅまろ
ましゅまろ

いやーそれは厳しいなー
まぁ一応聞いてやるか

ポコ次郎
ポコ次郎

なんじゃその態度は!!

わり算は、かけ算の逆と考えることができます。

例えば、

8÷24
ならば、
4×28

と、かけ算にすることができます。
これを小学校ではたしかめ算(検算)と習いますね。

これを0÷0で考えてみます。

0÷0⬜︎
ならば、
⬜︎×00

つまり、⬜︎×0=0になる⬜︎の数を考えるのです。

でも、どんな数に0をかけても0ですよね。

ポコ次郎
ポコ次郎

だから、2×0=0
0÷0=2も成り立つのじゃ

ましゅまろ
ましゅまろ

ほ、本当だ
0÷0が2になった…

④0÷0=なんでも0K⁉︎

③の考え方であれば、0÷0=2だけでなく、3でも4でも、10でも100でも0Kです。

ましゅまろ
ましゅまろ

なんだっていいんですか?

ポコ次郎
ポコ次郎

いいんですよ!

答えがただ一つに決まらない、なんでもいいことになってしまうのです。

答えが決まらないものは、計算できません。

わり算では、0でわる計算は答えが決められないため、算数では定義されません。

0÷5=0ですが、
5÷0は計算できないのです。

0でわることは、算数における禁断の魔術なのですね。

それでは、ありがとうございました!

参考「数学迷答集」田村三郎/船越俊介
BLUE BACKS

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